子どもの姿勢が悪いと思ったら、草履を履かせるといい。そんな話をきいたことはありませんか?
子どもの姿勢の悪さや体の歪みは、将来運動や勉強に影響を及ぼしかねません。大人になると改善が難しくなるので、できるだけ早い段階で対策をすることは大切です。
姿勢や体の歪み対策のひとつが『草履を履くこと』です。なぜ、姿勢の悪い子どもに草履がいいのか。その理由をお話しいたします。
姿勢の悪さは未発達な足の裏が原因かもしれない
姿勢の悪い子どもに草履がいい理由の1つとして、まず、姿勢の悪い子どもは足の裏や足の指が未発達であることが多くあるというお話しをします。
足の裏の未発達が原因
体の歪みがある子どもを対象に調査した結果、土踏まずが未形成、浮き指といった足の問題を持っている子が多くいました。
原因はさまざまですが、赤ちゃんの頃から足をたくさん使えていなかったことが原因になっている子もいます。
ハイハイを十分にしてなかったこと、歩き初めてからも歩く距離が多くないこと、足の指が動かしにくい厚手の靴下や靴を履いていることなどです。
幼児期になっても、樹脂製のサンダルが普及している今は足裏を十分に使って歩いていない子も多いようです。
足の裏が未発達だとどうして体が歪むのか
足の裏が未発達であると、運動能力が育ちにくくなります。運動能力が育たないと足や体の左右がバランス悪く成長してしまい、歪みとなってしまいます。
体に歪みが生じると、歪みに応じた姿勢を取ることが多くなります。その結果、姿勢が悪くなってしまうんです。
子どもの頃からスマートフォンやゲーム機といったものに親しんでいると、画面を見るために下を向いていることが多いのでさらに歪みやすくなります。
体を動かす機会も減ってしまうので、余計に姿勢の悪さにも繋がってくるのでしょう。
姿勢が悪い子どもに草履を履いて欲しい
子どもにとって、足から健康をつくることは、正しい姿勢を作る上で重要なことです。
姿勢の悪い子どもに草履がいい理由の2つめとして、健康的な足を作ることができるのが草履ということが挙げられます。
草履を履くと足の指をたくさん使う
草履を履くと、1分間に50回以上足の指を曲げ伸ばしします。足の指に力を入れなければちゃんと歩けないため、自然と動かすようになります。
足の指に力を入れて歩くことで、足の裏全体も使うようになり土踏まずもきちんと形成されていきます。
草履はきちんと履いて歩かないと歩きにくかったり、痛くなったりするため、足の裏を自然と使うことができる履物なのです。
学習能力も上がる効果がある
姿勢の悪い子どもに草履がいい理由の3つめとして、学習能力の向上にも繋がるということもあげましょう。
足が健康になることで運動能力が増します。運動能力が増すということは体力も付きやすくなり、疲れにくく、情緒が安定するという連鎖的に良い効果が生まれます。
情緒が安定し、疲れにくいことで集中力がある子どもになり、学習意欲も高まるのです。
改善するなら子どものうちに
姿勢の悪い子どもに草履がいい理由の4つめとして、早いうちに対策をとるためということもあげられます。
姿勢が悪いのは、できるだけ早い段階で気づいて直してあげることが大切です。
大人になってからでは姿勢を正すというのはかなり大変なことです。
成長段階である子どものうちに正しい姿勢になるよう、足を健康に育ててあげましょう。
子どもでも履ける草履はたくさんある
草履なんて子どもが履きづらいんじゃないかと思う人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。
子ども向けの履きやすい草履というのは様々な種類が売られています。
子どもが歩いたり走ったりしやすく、痛くもなりにくいように、子どもの足を考えて作られています。
コーベヤのミサトっ子ぞうりには子ども向けの草履も
ミサトっ子ぞうりは子ども向けた商品もあり、国内で1つ1つ丁寧に作られています。
汗をかきやすい子どもにも安心な、天然イ草を使った畳表と、滑りにくくアスファルトを歩いても負担の少ないゴム底。
一番心配になる鼻緒は痛くなりにくいようにレーヨンを使用しているという徹底ぶりです。安心して子どもに履かせることができます。
実際に使用しているお子さんからは、鼻緒が痛いどころか当たって気持ちいいという感想もあるほどです。
まとめ:健康な足を作ってくれる草履を活用しよう
姿勢の悪い子どもに草履を履いて欲しい理由を4つほどお話ししてまいりました。
近年では『ぞうり育』と呼んで、保育園や幼稚園でも草履を取り入れるところが増えてきています。
健康な体は、健康な足が作ってくれると言っても過言ではありません。
昔に比べて、外で走り回って遊ぶ機会や環境が減ってきている昨今。親として子どもの健康のために草履を選んでみるという選択肢も頭に入れてみてはいかがでしょうか。