草履は、外履き専用とは限りません。ミサトっ子草履のように室内履きもできる草履が増えています。
草履の素材も、昔ながらのなじみ深いものから斬新なものまでさまざま。その素材にしかない特徴があります。
今回は、室内履きができる草履を素材別にまとめました。室内での草履選びの参考にしてみてください。
草履を室内で履くメリット
「なんで草履なの?スリッパの方が自然なのでは……」という意見もあるかもしれません。しかし、草履にはスリッパにないメリットが多いのです。
室内履き草履全体のメリットとして、素材に関わらず通気性に優れている事が挙げられます。構造的に蒸れにくいので、夏でもさらさらしていて快適です。
草履を持ちあげるように歩くので床と擦れにくく、音が響かず傷もつきにくいです。床は交換が難しいので、傷つけたくないという人も多いでしょう。
足の裏や指の筋肉を使うので、血行が良くなり、足が鍛えられるという嬉しい効果もあります。特に、足を痛めている人には草履の方が向いているのです。
ここで、室内履き草履の代表的な素材3種類をご紹介します。それぞれの素材にしかない特徴もいくつかあるので、草履探しの参考にしてください。
イ草草履の特徴
昔ながらのイ草草履は、ほどよい硬さで歩きやすく、衝撃を和らげる効果もあります。家事などで立ちっぱなしの時も、足への負担が抑えられます。
イ草そのものに、抗菌・吸水効果があることがわかっています。長時間履いていても汗・皮脂でべたつかず、足の裏が蒸れる心配もありません。
ミサトっ子草履は畳表とゴム底が衝撃を吸収するので、スリッパのように負担がかかる事はありません。滑りにくいので、フローリングの上でも安心です。
室内履きの場合、お手入れ・乾燥を怠らなければ1年以上履けるでしょう。2000〜3000円台といったお手頃価格で買える草履が多いので、コスパも抜群です。
自宅に畳がない人でも、畳を踏みしめているのと同じ感覚を楽しめるというメリットもあります。西洋文化が浸透しきった現代だからこそおすすめです。
竹皮草履の特徴
イ草草履と並んで親しまれ続けてきたのが、この竹皮草履。その名の通り、竹の皮を編み込んで作られていて、自然のぬくもりが伝わってきます。
とても頑丈な竹皮が、“ツボ”の密集地である足の裏全体を刺激します。同時に、滞っている血流の改善が見込めるので、冷え性にも効果的とされています。
竹の皮には、優れた抗菌作用があることが科学的に証明されています。菌の繁殖を抑えられるので、足の臭いを気にする人にはもってこいですね。
水虫など足の炎症に悩んでいる人にも、竹皮草履がおすすめされています。イ草草履にも抗菌・消臭作用はありますが、どちらを選ぶかは好みでしょう。
布草履の特徴
ここで言う布草履とは礼装用のものではなく、ほぼ全体が布で作られた草履のことです。一般的なルームシューズの草履版と言えばわかりやすいでしょう。
タオル生地で作られた草履も販売されており、とても柔らかい履き心地が人気を集めています。鼻緒部分も布なので、より痛くなりにくいのが特徴です。
布の材質にもよりますが、丸ごと水洗いできるというのが、他の草履との大きな違いと言えます。自宅の洗濯機で簡単に洗えるのはありがたいですね。
今まで草履を履いたことがなく、鼻緒ずれが不安という人は、布草履から慣れてみるというのも手です。スリッパよりも快適に履けるので一石二鳥です。
布という特性上、ホコリや小さなゴミが繊維に絡まりやすいので、こまめなお手入れをすることをおすすめします。水洗い不可のケースもあるので要注意です。
草履の室内履きに抵抗がある人へ
まとめると、室内履き草履は一般的なスリッパ・ルームシューズと同様の位置付けです。「足の健康維持に効果的な草履に置き換えた」と考えて良いでしょう。
草履は外履き専用というイメージがどうしても拭えない人は、布草履から始めてみましょう。慣れてきたら、普通の草履に挑戦してみてください。
初めのうちは違和感があるかもしれません。いきなり満点の履き心地を楽しめる草履はないと思っておいた方がいいでしょう。
草履の快適さを満喫するには、少しずつ草履に慣れていくのがポイントです。
ミサトっ子草履は室内履きも可能で、外へ履いていく前に室内で慣らしておく人も多いです。外出用としても草履を履く予定なら、その練習として家で草履を履いてみましょう。
室内で草履を履き続けているうちに、室内用・外出用共にミサトっ子草履がなじんできます。ぜひ、屋内外問わずたくさん履いてあげてくださいね。
まとめ室内履き草履はメリットが多い
草履は室内履きも可能であること、室内履き草履のメリットを知っていただけましたか
今はスリッパが一般的ですが、草履の方がより健康的に過ごせます。素材による違いを楽しむのも一興です。
足の健康が気になる人は、スリッパから草履に変えてみてはいかがでしょうか 今まで以上に快適に過ごせるかもしれませんよ。