足のお手入れになる！？草履で足がきれいになる理由4つ

草履は、足のお手入れ用アイテムとしてもぴったりです。草履の形状や素材が、足をきれいにするために役立ってくれます。

わざわざ時間をかけて足のお手入れをしなくても、草履を履いて歩いているだけでOK！女性にとっては、特にありがたい足の美容法と言えます。

草履が足のお手入れ用アイテムになる4つの理由をまとめました。きれいな足を目指す人は必見です！

草履は外反母趾の予防に効果的

草履は、外反母趾の予防に役立ちます。つま先からかかとまで締め付けられることがなく、幅広に悩んでいる人もゆったり履けます。

草履を日常的に履いていた時代の日本では、外反母趾に悩む人は居なかったと言われています。日本で洋風の靴が普及するにつれて、外反母趾の患者も増えていきました。

一般的な靴は足全体を包み込む形状なので、「横幅がきゅうくつだけど、無理やり履いている」という幅広の人も居ます。これが、外反母趾の主な原因です。

普段履いている靴やスリッパを草履に変えることで、外反母趾のリスクをなくしつつ足の美容維持が期待できます。幅広の人は、ぜひ草履に履き替えてみましょう。

単純に足のお手入れアイテムとしても有用なので、幅広・甲高の人でなくてもおすすめです。

草履に使われるイ草は水虫対策にもなる

草履の天表部分は、天然のイ草が使われています。優しい肌触りとぬくもりだけではなく、足のお手入れに役立つ効果があるのです。

イ草には、優れた抗菌・吸水効果があることが証明されています。菌の繁殖を防ぐので、水虫対策として草履を履くのも効果的です。

吸水効果が高いので、汗や皮脂が足の表面に残らずさらさらのまま。通気性も非常に高いので、足が蒸れる心配もありません。

すでに水虫で悩んでいる人も、原因菌の繁殖を抑制するために草履を履くと良いとされています。休日や自宅に居る間だけでも、草履を履いてみてはいかがでしょうか？

足のお手入れとしては、蒸れを防ぐことで臭い対策にもなります。草履は、足のエチケット用品としても使える優れモノです。

足の指や裏の筋肉を鍛えて足の形や姿勢を改善

草履を履いて歩く時は、無意識のうちに足の指や裏を使います。草履で歩き続けていれば、足の指や裏の筋肉がどんどん鍛えられます。

足の指が鍛えられると、浮指(足の指が浮いた状態)が改善されます。指の形も整い、足の見た目もきれいになっていきます。

土踏まずがなくのっぺりとした「偏平足」だと、体を支えるための重心が安定しません。結果として、姿勢が悪くなってしまいます。

草履を履いて歩いていると、土踏まずが形成されていきます。同時に体の重心のバランスも改善されるので、自然と姿勢も良くなります。

足の指や裏の筋肉を鍛え、形を整えるのも足のお手入れ方法の1つです。草履を履いて、自然な形の足を目指しましょう。

草履でO脚・X脚を改善する

まっすぐ立った時、両脚のひざが離れて脚全体が外側にそれるのが「O脚」です。両脚のひざをくっつけた時、ひざから下の部分が外側にそれるのが「X脚」です。

どちらも姿勢が悪く見えますし、腰を始めとする全身のさまざまな部分に負担がかかっています。腰痛や肩こりの原因でもあります。

先述のとおり、草履は足の指や裏の筋肉を鍛えることで全身のバランス改善につながります。全身のバランスを保ち、脚がまっすぐ伸びます。

脚がまっすぐ伸びるようになると、O脚・X脚も自然と改善されます。すらりと伸びた脚は見た目もきれいですし、腰痛や肩こりも改善されます。

脚全体のお手入れにもなる草履は、スタイルを気にする女性におすすめのアイテムです。

草履を足のお手入れに使いたい時の注意点

草履は足のお手入れに最適ですが、最低限意識すべきポイントがあります。草履の選び方や扱い方が悪いと、効果を実感しにくいかもしれません。

場合によっては、逆効果になってしまうこともあります。以下のポイントを守りましょう。

草履のサイズは適切に！

上記4つの「足がきれいになる理由」は、いずれも適切なサイズの草履を履いているのが前提です。サイズが小さいとすぐに足が痛くなり、大きすぎると歩きにくくなります。

必ず、自分の足に合うサイズの草履を選びましょう。痛みで歩きにくくなっていては、意味がありません。

草履のお手入れも忘れずに！

足だけではなく、草履自体もこまめなお手入れが必要です。できれば、履いたその日のうちに十分なお手入れをしておきましょう。

イ草を使用している天表部分は、湿気を含んだまま放置するとダニやカビが発生しやすくなります。十分乾燥させないと、せっかくの抗菌作用が生かされません。